飲食店インバウンド集客・対策方法

飲食店のインバウンド集客・対策方法

日本政府は2030年までに訪日外国人旅行者数を年間6,000万人に増やすという目標を掲げています。
2023年7月に日本政府観光局が発表した訪日観光客の人数は232万で、日本行きの海外旅行制限措置が続いていた中国を除く総数では2019年同月比103.4%とコロナ前よりも多くの外国人が日本に来日しています。
つまり、中国を除くと日本のインバウンドは完全に復活したといっても過言ではないでしょう。

2019年12月

2,526,400

コロナウイルス影響直前

2020年12月

58,700

入国規制中

2022年12月

1,370,000人

同年1月と比較し大きく増加

2023年7月

2,320,600

コロナウイルス影響前の8割の数値まで回復

また、2023年8月に中国が団体旅行を再開したためインバウンドのニーズはさらに高まるはずです。
円安の影響もあって増え続けると考えられる外国人観光客の集客を行うことで、更なる売り上げアップが期待できます。

当ページでは、飲食店のかた向けに、外国人観光客(インバウンド)を集客するための様々な手法とサービスをご案内します。

インバウンド対策に必要な最低限にすべき5つの施策

1.メニューの外国人向け対応

外国人客への対応の第一歩として、メニューの他言語化が必要となってきます。
基本的には、英語のメニューが必須。ついで、中国語、韓国語のメニューがあると良いでしょう。

メニューを作成する際は下記の点に注意してください。

  • 写真を載せてメニューに番号を振る
  • 食べ方を簡単に説明する
  • 使用している食材やアレルギーを明記する(お肉は beef か porkかを明記)
  • タブレット端末や、お客様自身のスマホでオーダーできるようにする

おすすめのサービス

Google 翻訳
Googleが提供する自動翻訳サービスです。

→ 東京都多言語メニュー作成支援ウェブサイト
東京都の飲食店が使用でき、12種類の言語からメニューを作成することが可能

2.予約の受入体制を整える

長期滞在することが多い外国人観光客は出国前からお店の情報をチェックしています。(USENの調べでは予約から来店まで平均33.7日)
もちろん即時予約にも対応をする必要がありますが、予約方法で最も多いのはネット予約です。
多言語化された予約フォームを用意するのは必須と言えるでしょう。

また、予約の受入体制を整えるためには、ルールの記載(入店方法・会計システム・オーダー方法)やキャンセルポリシーの記載があると非常にわかりやすいです。

日本人のレストランの平均キャンセル率が15%に対し、外国人の平均キャンセル率は25%と言われています。
ノーショウ対策として、事前決済などの仕組みを整える必要もあります。

おすすめのサービス

→ TableCheck

最大18言語に対応し、世界30カ国で利用されている予約管理システムです。
クレジットカードの事前決済や、国内外の主要なサービスとの連携が可能でインバウンドに最適です。
弊社BNFはTableCheckの正規代理店です。お気軽にお問い合わせください。

3.外国人向けの媒体への出稿と口コミ対策

外国人観光客はどういった形でレストランを探しているのでしょうか。

日本政府観光局が行った調査によると、「出発前に得た旅行情報源で役に立ったもの」の1位はSNSで24.6%、口コミサイトも15.5%とかなり高い数値となっています。

また、クックビズ総研が行った「飲食店における外国人客の受け入れ実態 アンケート調査」の<外国人客の主な来店きっかけ(複数選択)>によると来店きっかけの1位はウェブサイトとなっており、SNSは17%となっております。

これらのことから、外国人観光客のネット予約を獲得するにはSNSでの施策、外国人向けのグルメサイトの活用、口コミサイトの活用が必須と言えるでしょう。
外国人向けグルメ媒体に掲載を行う際は、日本のグルメ媒体と同じく詳細な情報を掲載していることが重要になります。

お店のコンセプト・マスターの紹介・お勧めメニュー・価格・食事のマナー・支払い方法・交通手段・口コミの評価・予約方法などの情報、そしてフォトジェニックな写真が重要になってきます。

おすすめのサービス

SAVOR JAPAN
USEN MEDIAが運営していて、日本法人が運営する外国人向けグルメサイトではNO1のインバウンドグルメサイトです。外国語ヘルプデスクもあります。
弊社BNFはSAVOR JAPANの正規代理店です。お気軽にお問い合わせください。

トリップアドバイザー
アメリカを本拠地とする世界最大の口コミサイトです。
トリップアドバイザーでクチコミ多数のお店は連日外国人で満席になることも。
弊社BNFはTripAdviserを有効的に活用できます。お気軽にお問い合わせください。

Google Business Profile

Google Mapに表示されるGBP(Google Business Profile)はウォークインの外国人観光客に絶大な効果をもたらします。
ページを充実させ、しっかり対策を行いましょう。
弊社BNFはGBPを有効的に運用するノウハウを持っています。お気軽にお問い合わせください。

→ 大衆点評

訪日中国人の55%が利用している中国最大のクチコミサイトです。
弊社BNFは大衆点評の取次を行っております。お気軽にお問い合わせください。

FOODeeIM

SNSやグルメ媒体の口コミを有効的に活用する出来るサービスになります。
多くの外国人観光客が口コミやSNSでの情報を頼りにお店を探しています。
FOODeeIMは弊社BNFが提供しているサービスです。お気軽にお問い合わせください。

4.キャッシュレス決済

普及が遅れていると言われている日本のキャッシュレス決済ですが、海外では国ごとに使われている決済サービスはことなります。
クレジットカードはもちろん、海外でよく使われいてるQRコード決済等の導入も検討の必要があります。

中国 スマホQRコード

中国ではスマホのQRコードが主流。
中国のキャッシュレス比率は80%台後半と非常に高く、「支付宝」(アリペイ)と「微信支付」(WeChatペイ)での決済が好まれます。

韓国 クレジットカードとデヴィッドカード

キャッシュレス決済比率が96%の世界一の韓国の決済はクレジットカードが主流の決済方法です。
最近ではデヴィッドカードも普及しているため、国際ブランドのデヴィッドカードの対応出来ると尚よいでしょう。

台湾 クレジットカードとLINE PAY

現金とクレジットカードが主流の台湾ですが、最近では LINE PAYも若者を中心に増えています。
交通カード「悠遊カード」(ヨウヨウ、EasyCard)や、スマホ決済「街口支付」(ジエコウ、JKO Pay)もよく使われており、日本でのサービス対応も始まっています。

アメリカ・ヨーロッパ  クレジットカードとコンタクトレス決済

米国、欧州ともに日本での決済の半分近くが現金。
クレジットカードが普及をし、さらにコンタクトレス決済やApplePay、GooglePayといったスマホウォレットを使ったクレジットカード決済も主流です。
また、コンタクトレス決済が非常に進んでいます。
磁気ストライプ方式の決済は不正利用のリスクがあるため嫌がられる傾向にあります。

おすすめのサービス

R PAY
楽天が運営する店舗決済サービスで、中国人向けの「支付宝」(アリペイ)と「微信支付」(WeChatペイ)、台湾人向けのスマホ決済「街口支付」に対応しているのが大きいです。
もちろん主要なクレジットカード決済にも対応しています。

5.ホームページの多言語化対応

公式サイトがある場合、ホームページも多言語化しておくとよりインバウンド集客の効果が見込めます。
また、お店が外国人観光客を歓迎していますという最も強いPRとなることでしょう。
ホームページの翻訳には機械翻訳とプロによる翻訳手法がありますので、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

機械翻訳のメリットとデメリット

以前は「Google ウェブサイト翻訳ツール」が無料で使えるサービスとしては代表的でしたが、2019 年 1 月でサービスを終了しており、現在は新規ではご利用できません。
機械翻訳は専門的な業界用語の翻訳や、複雑な用語の翻訳に対応しておらず、手軽に出来る一方で間違った解釈で翻訳されてしまう可能性もあります。
また、ほとんどの無料系翻訳サービスはSEO等には対応していないのが多くのデメリットです。

プロによる翻訳のメリットとデメリット

プロによる翻訳を行うと、言語だけでなく、文化的なニュアンスの違いといった細かいところにまで考慮して翻訳をしてもらえます。
そのため、非常にわかりやすく正確な翻訳を行うことが可能です。
ただし、翻訳費用はもちろん、ホームページ自体もそれぞれの言語用にサイトを作る必要もあったりと非常に費用がかかってしまいます。

おすすめのサービス

MYサイト翻訳
1980年代から翻訳エンジンを開発してきた老舗の翻訳サービスです。
AI翻訳と文法翻訳を選択することができ、機械翻訳ですが、SEO対策にも効果的。
おすすめの翻訳サービスです。

弊社BNFはMy翻訳サイトの正規代理店です。お気軽にお問い合わせください。

インバウンド集客のまとめ

今や街中で見かける多くの外国人たち。
彼らの多くは日本で食事をすることに最も期待しています。
観光庁が発表した「訪日外国人の消費動向」(2022年版)では、 「訪日前に期待していたこと(複数回答)」では日本食を食べることが78.3%と圧倒的な1位になっています。
ミシュランガイドで世界一星の多い日本の美味しい食事を楽しみに外国人観光客は来日しているのです。

多言語化したメニューを作り、予約導線を作り、外国人観光客向けの媒体に掲載し、SNSや口コミを書いてもらい、ホームページは多言語化して・・・やることはたくさんあります。

BNFでは、それらのインバウンド集客マーケティングのお手伝いをさえていただいております。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

インバウンド口コミ対応 FOODee IM の仕組み

貴社店舗・業態・商品・サービスを考慮した上で、FOODee IM の「グルメ・飲食特化型のインフルエンサー」の中から、貴社の店舗・業態・商品・サービス・エリアにマッチしたグルメインフルエンサーを推薦。

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その後、特定の期間内にグルメインフルエンサーが投稿を行い、拡散されていきます。

その拡散により、「店舗へ来店」「商品・サービスの認知UP」「フォロワーが拡散で更に来店の見込み」といった効果を期待できます。

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詳細は資料をご確認ください。

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