飲食店のウェブプロモーションの専門家、株式会社BNF代表の赤沼です。
どうしても飲食店は閑散期となってしまう1月と2月。1年均してみる・・・と言われる飲食業界ですが、それでもやはり売上が凹んでしまうのは気になる所。
せっかくだからプラスに持っていきたいですよね。
また、人気店や繁盛店は閑散期にかかわらず連日予約で満席というお店も確かに存在します。
では、具体的にどのようにして閑散期対策を行えばいいでしょうか?
この記事のポイント
期間限定メニューやイベントを打ち出す
今やどこの飲食店でも行っている「期間限定メニュー」ですが、それでもやっぱり宣伝効果が高いです。
いつからいつまで。期間限定で◯◯が食べれる。◯◯が安い!といった驚きの価格やサービスを打ち出すことで顧客に「今行かなかったら損をする」と思わせるような施策を打つと効果的です。
ちなみに、人間の心理とは面白いもので、「得をする」よりも「損をする」と考えるときの方が行動に移しやすいという特性があります。
また、期間限定メニューを打ち出すさいは「どんなものがイクラで食べることが出来るか」を分かりやすくネーミングしたり、キャッチコピーをつけることが重要です。
10種類の海鮮をつかったコース料理が今だけ3000円!よりも、今だけ厚岸の生牡蠣食べ比べが500円!の方が顧客はイメージがつきやすいです。
同様に、閑散期だからこそ準備をしっかり行ってイベントを立ち上げるのも悪くありません。外部から講師や生産者を招いての食のイベントを行ったり、ワインや日本酒と行ったお酒と食材のコラボレーションもいいでしょう。
閑散期こそ、イベントでガッツリ新規顧客やファンを掴むチャンスです。
繁忙期から閑散期の準備をしておく
閑散期になってからいきなりお店の宣伝をしたり、イベントを企画しても時既に遅し。宣伝を行った効果はじわじわと効いてくるものです。
今日施策をして、明日結果が出る広告方法もあるにはありますが、殆どの広告は長い時間を経てリターンがあります。
繁忙期の忙しい合間を縫って、いかに閑散期のために準備をしておくかが重要になります。期間限定メニューの開発にも時間がかかったり、POPやメニューの作成にはやはりそれなりの時間がかかるります。
閑散期に有効なイベントの企画等は告知等も含めると最低でも1ヶ月は期間が必要でしょう。できればしっかり準備と告知期間をとると2ヶ月前から準備が必要です。
何れにしろ、閑散期の対策が事前に準備をしておく必要があります。
逆に言えば、忘年会や新年会といった繁忙期対策もかなり早めに着手する必要があります。
最近では Google トレンドという便利なツールもあります。一般ユーザーがどの時期に特定のキーワードで検索しているかを調べることが出来るツールです。
忘年会は10月下旬くらいから検索をして情報収集をする人が増えてくることがよくわかりますね。ピークは12月の上旬です。
いずれにしろ、早め早めに対策を打つことが重要になります。
顧客とコミュニケーションを取っておく
カウンター席だけがお客様とのコミュニケーションの場ではありません。
現在では、FaceBook、Instagram、Twitter 、LINEと数多くのコミュニケーションツールがあります。その他にもメールマガジンや、ブログや、ぐるなび、食べログホットペッパー、Retty等のグルメサイト。
そして、葉書や年賀状、DMなどなど。オンラインやオフラインそれぞれ色々なお客様との接点を持てる場が存在します。
もちろん自店舗の業態にあった集客方法というのがあるはずです。
例えば、弊社BNFが運営している熟成寿司専門店 優雅 のFaceBookページには3300人以上の人たちがいいね!をしてくれています。広告宣伝費はほぼかけず、毎月100名近いお客様(優雅の席数はわずか6席です)が FaceBook の投稿を見てご来店いただいております。(もちろん、効果が出る FaceBook の運用方法にはちょっとしたコツが必要です)
また、とあるお店では、LINEで常連様だけのグループを作っています(その是非自体の議論は置いておきます。)が、ドタキャンがあった時などはそのLINEグループに「今夜2名様席が空きました」と入れると元々人気店のため、即席が予約で埋まるそうです。
こうやってコミュニケーションツールを活用してお客様と継続的に繋がれるかどうかが閑散期でもお客様を途切れさせないお店作りを行う第一歩だと考えられます。
今までにない客層を狙う
閑散期だからこそ、今までにない顧客層をねらって、顧客層の開拓を行ったり常連になってくれそうな顧客の母数を増やしていくことは大切なことです。
普段は子供が入れなそうなお店でも、5時から7時までお子様無料といったキャンペーンを行ってみたり、ウェブサイトにベビーカー預かりますと書いてあるだけでも小さなお子様連れのお客様はいらっしゃったりしてくれます。
現在の顧客層と違ったお客様が欲しい場合は、宣伝をする媒体を変えてみたり、今までとは違うことを行うことでそういったお客様が増えるきっかけになりやすいです。
僕らのようなウェブ媒体を活用してください。
弊社では飲食店の経営の他に、食を楽しくするフードメディア FOODee の運営を行っております。
飲食店様の新店舗のオープン、新商品の宣伝広告や食レポ、キャンペーンやイベントの宣伝広告などを幅広く告知宣伝することが可能です。求人情報の掲載も破格で承っております。
また、飲食店様向けにSNSの有効的な運用の活用方法や、ブログのライティングサポートサービス、WEB戦略等の企画立案やアドバイザリーサービスを行っております。
是非、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。